人間関係で傷ついた経験がトラウマのようになってしまっている場合
どうしたらその心の傷を癒せるのか悩みますよね。
心の傷の癒し方について、多くの方は原因と思われるものをコントロールしようと頑張ったり
時間が解決すると考え心の奥にしまいこんでしまったりします。
しかし、大切なのは原因のコントロールや時間ではなく無意識のパターンなんです。
今回は、セラピー歴8年、延べ700人以上の方が本当の自分の人生を生きるサポート
をしてきた経験を通して学んだ心の傷の癒し方についてお伝えします。
最後まで読むことで、心の傷の原因となっている無意識のパターンを変換し
心の傷を癒す方法がわかります。
こんなことで悩んでいませんか?
傷つきやすく日々の人間関係が辛い
傷つきやすい人は、悪気のない些細な一言に傷ついてしまったりします。
冗談交じりの言葉にも敏感に反応してしまうため、他者との関係において傷つくことが多く
また同じようなことが起こるのではないかと常に不安や恐れを感じています。
そのため、人と関わることが苦手で辛かったりします。
傷ついた経験がその後に響いてしまい上手くいかない
人間関係で傷ついた経験がトラウマのようになってしまっている場合
相手の顔を思い出したり、顔を合わせるだけでその時の苦痛がよみがえってきてしまいます。
例えば、大勢の前で上司にひどく叱責された経験があったとしましょう。
その経験が心の傷として強烈に刻まれてしまっている場合、
上司に声をかけられるだけでひどく叱責されたときの感情がよみがえり
身体が委縮してしまったり、おどおどしてしまったりします。
ひどい場合は、顔を見るだけでもそうなってしまうかもしれません。
こうなると、「上司=自分を傷つける存在」となってしまうので
上司が普通に接したとしても良好な関係性を築いていくのは困難です。
このように、傷ついた経験がもとで人間関係が上手くいかなくなってしまったりします。
改善しようと頑張っているのに変わらない
些細な一言でも傷つかないようになりたいと、言われた言葉を気にしないように意識したり
ポジティブに捉えようと頑張ってみたり、原因となるものをコントロールしようとしたりします。
ですが、なかなかうまくいかなかったり、調子によってできたりできなかったり、
頑張りすぎて疲れてしまったりします。
そうして、うまくできない自分を責めるという負のループに陥ってしまいます。
原因は無意識に潜んでいます
上記のような悩みがある場合、多くの方は原因と思われる要素
傷つける人や出来事を遠ざけたり、時間が解決するまでそっとしまっておこうとしたりします。
そうやって原因をコントロールすることで
傷つかずにすむようにしたり、心の傷を癒そうとしたりします。
ですが、実はこれらの問題が起きている原因は
コントロールできる意識下ではなく、コントロールできない無意識にあるんです。
では、自分ではコントロールできない無意識にある原因をどうやったら解決できるのでしょうか?
原因を解決するポイント
心の仕組みを知る
心の傷を癒したいのであれば、先ずは心の仕組みについて知り、理解することが大切です。
例えば、スマホの画面が割れた場合、あなたは修理できますか?
スマホの画面を修理しようとしたら
どうやって開けて、どの部品を外して、どう画面を新しいものに交換するのか
どんなことに注意しなければいけないのかなど、スマホの仕組みを理解していないとできません。
スマホなら新しいものに買い替えることもできますが、心はそういうわけにはいきません。
また、風邪を引いた場合はどう治しますか?
治し方としては、基本的には温かい服装や食べ物、休息で免疫力を高めますよね。
そうすることで、治りが早くなるという身体の仕組みを知っているからできるのです。
心の傷の癒し方も同じです。
心とははどういう仕組みでできていて
心の傷はどうやってできるのかを理解していないと癒すことはできません。
無意識のパターンに気づく
悩みの原因はコントロールできる意識下ではなく、無意識にあるので
解決するためには無意識に潜んでいる原因に気づくことが必要です。
心の仕組みを理解していると、無意識に潜む原因となっているパターンに気づくことができます。
無意識のパターンに気づくことで、初めて悩みの原因がわかるのです。
メタ認知する
原因を解決するためには、客観的によく見える状態にしてあげることがコツです。
頭の中のイメージを整理するには、紙に書き出してみたりしますよね。
そうすることで、客観的に見ることができ、新たな発見やアイデアが出てきたりします。
同じように、心の傷も客観的に良く見えるようにしてあげることで癒しやすくなります。
それには、一つ上の次元(視点)から認知するメタ認知という心理学の概念が効果的です。
心の傷を癒す4ステップ
ではここから、具体的な方法をご紹介します。
少し辛いかもしれませんが、目を閉じて傷ついた時の感情を感じます。
感情を感じたら、その辛さを身体のどの辺に感じるか意識を向けてみましょう。
なんとなくでも大丈夫です。
心と身体は繋がっていますので、かすかであっても身体のどこかに
苦しい、痛い、重いなどの感覚を感じることができるはずです。
辛さを感じる身体の場所がわかったら、その辛さを1~10で数値化しましょう。
数字が高くなるほど辛いという感じです。
イメージで構いませんので、辛さを感じた身体の部分から
苦しい、痛い、重いなどの感覚を取り出して手のひらに載せます。
手のひらに載せられたら、その辛い感情を感じている自分自身をイメージしましょう。
イメージできたら、そのイメージの自分自身は
どんな表情をして、どんな格好をしているか観察してみましょう。
手のひらのうえで辛い感情を感じているイメージの自分自身に
伝わったと感じるまで声掛けをしていきます。
この時、声掛けをしながらたまに眼球を動かしてください。
①ごめんね。許してね。
②ありがとう。
③そのまんまのあなたでいいんだよ。
④大好きだよ。愛してるよ。
伝わったと感じたら、辛い感情を感じているイメージの自分自身を再び観察してみましょう。
表情や恰好が明るくなり、良いイメージに変わっているはずですので
キラキラ輝く光でイメージの自分自身を満たしてあげましょう。
満たされたと感じたら、ゆっくり取り出したところに戻してください。
戻したら、最初に数値化した辛さを再び数値化してみましょう。
少しでも数値が下がっていたら大成功です。
心の傷の癒し方のまとめ
以上、心の傷の治し方4ステップについてお伝えしました。
ポイントをまとめると…
- 原因は無意識にあると知る
- 心の仕組みを知る
- 無意識のパターンに気づく
- メタ認知して癒す
心の傷を癒す4ステップもぜひワークしてみてくださいね!
また、心と感情の仕組み、幸せな人間関係を築く方法に興味がある方は、下記がおすすめです。
参考にしてみてください。